「外国人参政権」を巡る大学入試センター
への質問とその回答
4月15日現在

 皆さんもご存知のことと思いますが、今年1月16日に実施された「現代社会」にて、政治的に現在進行形である「外国人参政権問題」を採用し、あたかも「違憲」ではない印象を与える答となっていました。
 このことについて、大学入試センターへファクスにて質問をいたしました。

 なお、先方からの回答は、ファクスですので、HP用に打ち直していますので段落等に原文との違いがございますことご了承下さい。  (転載自由)
                                            平成22年2月25日 渡邊裕一
質問1回目 回答1回目 質問2回目 回答2回目 質問3回目 回答3回目
質問4回目 回答4回目 質問5回目 電話確認 文科省へ電話 文科省回答
回答5回目 質問6回目 回答6回目 質問7回目 回答7回目 質問8回目
回答8回目 質問9回目

【文部科学省から電話】 4月15日

 昨日、横着な大学入試センターの件で「親に言いつける」気持ちで文科省へ電話をしましたが、今日は昨日と打って変わった回答が来ました。

ーーーー昨日の件ですが、大臣も発言している通り「問題ない」という認識でおります。

バカ親とはこのことをいうのだろうか。昨日と真反対の回答を問うと

ーーーー昨日の話しでは、その〜それは〜。

 まあ、役人の立場上というか、辛い気持ちも分らないでもないが
しかし、大臣は採択していない教科書で学んだ学生のことを言っているわけではなく、こちらは、その問題を採択していない教科書で学んだ学生をどうするのかを問うているわけだが。

ーーーー専門家が教科書に基いた設問をしているので

文科省の言っていることからすれば、
@この問をこの解答で答えられる教科書を使わなかった学生は、不運であった。
A専門家が作成したものなら問題ない。ならば、専門家が作った車の欠陥も不問が通る。
Bこの解答が導き出される教科書を鵜呑みにする学生より、新聞など、自ら研究する学生が不利になっても関係ない。
ということが、成立します。
日本の教育を掌る文科省の姿勢がそれで良いのですか?
まじめに研究する学生が解答に困る設問を作らないよう指導する立場ではないのでしょうか?と問うと。

ーーーーそれは・・・、問題ないという認識ですので。


ならば、文科省および大臣の見解に入試センターが守られることになりますね。

ーーーー守られるかどうかは・・・しかし、この認識に基いて、になりますが、入試センターは、独自で責任を持って回答をします。

そうなると、私は、文科省自体が問題があるという認識になります。

ーーーー「問題ない」という認識。これ以上、答えられないのですが。

というもの。
予想通りというか、ひとまず、「必ず出します」という大学入試センターが如何なる回答を出してくるのか。
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問題点の整理
■外国人参政権を取り上げた設問は、2割の教科書には載っておらず、真逆の記述の教科書があること。
従って、それら教科書で学んだ学生が、正解を出せない問題だったこと。
■現在、世論を二分している問題だけに、新聞等、研究心が高い学生ほど、正解が出せない問題だったこと。
■さらには、その欠陥部分を訂正することが2月なら可能であったが、対応しないまま、入学式を迎え訂正が困難になったこと。

※それらの欠点を有している設問であったことは自覚しながら、文部科学省は、大臣の言葉「問題ない」で逃げようとしています。しかし、川端文科相は、この最高裁判決(しかも傍論)を採択していない、また、真逆な教科書があることやそれで学んだ学生への対応について言及しているわけではありません。

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