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台湾観光
九分(きゅうふん・ジュウフェン)

平成21年4月11日

 平成21年4月に山口県日台交流協会の交流事業のため台湾へ行き、医博・作家・登山家として各方面で活躍されている中島篤巳先生と一緒に、東北アジア最高峰の玉山へ登りました。その際に立ち寄った観光地などをゆっくり紹介いたします。

 台湾に着き、最初に向かったのは台湾北部の九分。台北からは北に位置し、軍港基隆(キールン)近郊の金の採掘により栄えた町です。昔は9軒しか家がない小さな集落で、物を買うときにいつも「9つ分」と言っていたことから、この名がついたとも言われています。今でも炭坑跡に残る町並みの中に、タール紙で壁や屋根を覆った昔ながらの家を見つけることができます。

基降山

 台北から専用車に乗り約1時間を掛けて九分に到着、九十九折りの急な坂を登り、九分の入口に到着。手前の屋根にはいろいろな飾り物が置かれ、最初からにぎやかな風景に出会います。

基降(キールン)の港

 眼下には基降(キールン)の港が広がり、見上げれば美しい基降山が目の前に聳えています。登山口と書いてある場所も見えたのでこの山は登山対象となるようです。九分の入口左手には日本でもお馴染みのコンビニがあり、「九分古い街」、「黄金山城」と書かれた案内標識が入口の左手に掛けてあります。

九分入口

 九分入口から狭い路地に入れば何と凄い人々。まるでイモの子を洗うように沢山の人々がひしめきあっています。これはとても活気があり、素晴らしい光景です。途中に昔から残る九軒の中の1軒の家を見つけることができました。この家の横には民宿と書かれていました。

昔から残る家

 商店街のお店の種類もいろいろで、雑貨や食材・揚げ物と臭いも複雑、なんとも不思議な世界です。日本のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台のような場所で何でも美味しそう。また、試食も沢山あるので歩いていると、いつの間にかおなかがいっぱいになってしまいます。

 歩きながら不思議に思ったのは、日本語が氾濫していること。これは日本の観光客に対するサービスなのかも知れません。台湾の人は日本人に対してとても優しく親切であることを思い出しました。店の前から商品などを眺めているだけで時間を忘れそう。ほとんど美味しそうな臭いが多かったのですが、一口酥臭豆腐と書いてある場所だけは少々閉口、とてつもない臭いがしていました。でも食べると美味しいですよ。

一口酥臭豆腐

エリンギ

 いつの間にか展望地に着き、眼下を見下ろせば基降(キールン)の港が綺麗です。終点のお寺、金山岩廟にお参りして引き返します。金山岩廟前の展望地から九分の商店街方面を振り返ると、商店街下には金鉱内の掘削作業図が大きく描かれていました。

金山岩廟

商店街下には金鉱内の掘削作業図

 にぎやかな商店街を引き返し、今から20年前に作られた映画「非情城市」の舞台となった場所に向かい、周辺散策。長い階段に沿って赤い提灯が並び、非情城市と書かれた木の札や、採掘作業のモニュメント等を見つけることができました。

映画「非情城市」の舞台となった場所

モニュメント

穿屋巷(建物に通した道)

 台北に戻り、夕食はガイド本にも載っている好記担仔麺へ。この店は自分の好きなものを選べばその場で調理して貰えます。カニ・カラスミ・エビ・豆腐・豚の腸詰めなどを注文。特にエビは生きたままを蒸し焼きにするもので、目の前の生き生きしたエビが一瞬のうちに蒸し焼きになったのにはびっくり。熱いうちに食べるエビは新鮮な味がしました。

豪華食材

豪華夕食

エビの蒸し焼き

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